過去ログ - 【艦これ】提督「吹雪を泣かしたい」
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2:名無しNIPPER[sage]
2015/04/10(金) 00:03:59.45 ID:u06qgx/O0
提督「…………はぁ」コンコン

瑞鶴「提督さん、ちょっといいかな?」

提督「瑞鶴か、入っていいぞ」

瑞鶴「失礼するわね、ちょっと見てもらいたい資料があって……ってどうしたんですか?そんな落ち込んだように顔を伏せて」

提督「いや……なぁ」

瑞鶴「悩みでも?」

提督「実はな……吹雪が……」

瑞鶴「え!?吹雪に何かあったの!?」

提督「そうだ……いや違う、なにかはあったが吹雪に悪いことが起きた訳じゃない」

瑞鶴「じゃあ何?もったいぶらずに教えてくれても良いじゃない?」

提督「……ああ、そうだな。吹雪は最近ものすごく元気で機嫌が良いじゃないか」

瑞鶴「そういえばそうね。でも、それは今度始まるドラマの主人公に吹雪が大抜擢されたからでしょ?今まであまり日の目を見なかった彼女が主人公に抜擢されたんだもん。舞い上がっても無理ないわよ」

提督「いや、それが問題ではないんだ。なんというんだろう……今の彼女を見ていると……こう……」

瑞鶴「なになに……まさか提督さん、吹雪のこと///」

提督「こう、苛めたくなるんだよね」

瑞鶴「……へ?」

提督「あそこまで元気で明るくなって、誰が見てもキラキラしている吹雪を見るとどうしても苛めたくなるんだ」

瑞鶴「……何それ。なんだ、心配したり一人で舞い上がったりして損したわ……そんなこと考えているよりこれ、この書類を見てもらってもいい?」

提督「瑞鶴は俺を止めようとしないのか?」

瑞鶴「止めるも何も、あなたみたいなヘタレな提督ならどうせなにもしないんでしょ?だったら、そんなしょうもないこと考えてないで自分の職務に集中してください!」

提督「……分かった。で、どこを見てほしいんだ?」

ココナンダケド、アアココカ、ココハコウシテ
ナルホド,コウカキタセバイイノネ

瑞鶴「ありがとう、提督さん。助かったわ」

提督「それはよかった」

瑞鶴「じゃあ失礼するわね。それともし万が一でも、しないとは思うけどそれでも、なにか吹雪にしたら承知しないから」ガチャ

提督「ああ、分かっているよ」バタン

提督「……」
提督(とはいったものの、この衝動、どうにも抑えられないんだよなぁ。別に吹雪のことは嫌いじゃない、むしろ大好きだが、だからこそ苛めたいというか……)
提督(なに言ってんだか、子供じゃあるまいし……しかし、あの笑顔が泣き顔に変わるのをどうしても見たいと思うのも事実……)
提督(なんとか、彼女を傷つけないで、それでいて悲壮感に打ちのめされた泣き顔を拝めないものか……)
提督(……!良いことを思い付いたぞ……)



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