過去ログ - 未来桃太郎 ピーチマン! 第2話
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6: ◆NVTZ87qhtx4w[saga]
2015/04/14(火) 22:19:46.23 ID:aFehj/kQ0
ONIは工事現場の資材を食べ漁っていた。
太郎「何やってんだこいつは?・・・前のリサイクル工場のONIもスクラップあさっていたっけ・・・」
ポチ「ワン!」
太郎「ああ、そんな事言っている場合じゃなかったな。いくぞ!」
太郎は腰の袋からキビダンゴを取り出し食べる。
太郎「うぉ〜!天が呼ぶ、地が呼ぶ、海が呼ぶ!ONIを滅ぼせと世間が叫ぶ!勧善懲悪!一日一膳!未来桃太郎ピーチマン参上!!」
太郎「いきなりポチの力を使うのは危ないかもしれない。最初はこのまま・・・」
太郎は資材を食べ漁っているONIの角を切り裂こうと剣を振るうがONIの角に刃が当たっても切り落とす事が出来なかった。
太郎「かた〜・・・まさか、鉄とか食べて体を硬質化してるのか?」
ポチ「ワンワンワン!」
ポチは太郎の服に噛み付き引きずっていく。それと同時に太郎がいたところにONIのこぶしが降って来た。
太郎「あ、ありがとうポチ・・・」
ポチ「ワン!」
太郎「よし、行こうポチ!武装変装!ソードック!」
太郎はポチにキビダンゴを食べさせる。
ポチは首がはずれ口から長い刀身を伸ばす。残った体は前後足が収納され、ピーチマンの鎧へと装着される。
太郎「うぉ〜!超絶強化!ソードピーチマン!」
ピーチマンは犬剣の剣先を資材を食べ漁っているONIに向けるがONIは気にせず食べ漁っている。
太郎「鎧って上半身だけの軽鎧なのね。・・・っとあんまり時間が無いんだから一気に行こう。」
太郎は犬剣を振り回すと刀身が延びONIの角を切り落とした。ONIは縮んでいき工事現場の警備員に戻った。
太郎「俺の前に道は無い、俺の前にそびえるのはONIの角だけ!成敗完了!」
太郎「・・・そういえばどうやって戻るんだ?」
太郎はとりあえずONIの角を回収して研究室に戻る。
太郎「そんなわけで後30秒でタイムリミットなんですが、どうすれば戻れますか?」
婆園「武装解除で戻るぞ。早く戻らないと大変な事になるぞ。」
婆園はコーヒーを飲みながら雑誌を読んでいる。
太郎「ぶ、武装解除!」
ピーチマンは元に戻った。
太郎「これ今回のONIの角です。それで爺村さん、また気になる事があったんですけど・・・」
太郎は今回のONIの状況を話す。
爺村「ふーん・・・ONIの本能かもね〜。これまでの研究でoniウイルスは進化する事を求めていると言うのがわかってきた。
そのあたりを考えると進化のために鉄分なんかを摂取しているのかもしれないね。」
太郎「oniウイルスは進化するウイルス・・・」
爺村「そういえるだろうね。が、生物はより生きやすいように進化し続けるものだからね。oniウイルスは進化を促すだけかもしれない。」
太郎「人間が進化した結果がONIですか?」
爺村「まあ、仮説だけどね。これからも研究を続けていけば正しいかどうかわかるよ。」
爺村は研究室から出て行く。それと同時にパチーンと言う音が鳴り響く。
太郎「すれ違いざまに何してるんだあの人は?」
こうしてピーチマンの仲間が増えた。次々に湧き上がる疑問を胸にピーチマンは今日も行く。がんばれピーチマン、負けるなピーチマン!君がやらなきゃ誰がやる!あといきなりONIが出現するのはご都合主義じゃないぞ!決して無いぞ!たまたま偶然だからな!!
to be continued…?
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