過去ログ - ABE NANA Z〜アイカツの「F」〜
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13: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/04/10(金) 22:42:02.46 ID:N8MCYESO0
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「な、ナナ死ぬかと思いました」

 ソファーにもたれ掛かる菜々は、今でも心臓が張り裂けそうなくらい激しく動いている。
 冷や汗も滝のように流していた。
 菜々を飛ばした張本人のフリーザが、クロックアップで先回りして受け止めてくれたのだ。
 とはいえ、突然バンジージャンプをさせられた気分だ。紐なしの。

 プロデューサーが優しく介抱してくれているが、幸いにも、菜々には目立った怪我はない。
 プロデューサー曰く、この手当は念のためだそうだ。
 菜々的に、プロデューサーに優しくされるのは悪い気分ではなかったので、されるがままである。
 ある意味、怪我もしていないので、この状況には感謝しかない。

(それにしても、よく無事でした……ナナ)

 パンチ力100tの攻撃を変身もせず生身で喰らっても平気な人種もいるくらいだし、案外人間丈夫なのかもしれないと、菜々は思った。

 ただ、二度と尻尾が当たる範囲内には近寄らないと心に誓った菜々だ。
 さっきばかりは、本当に死を覚悟した。

「すいませんね、菜々さん。尻尾分の距離を開けておくべきでした」

「いえ、それを言ったらナナの不注意もありますので……」

 責めはしない。いやむしろ責めれない。
 圧倒的力の差を思い知った。アイドルとしてではなく生物として。

 菜々はプロデューサーからしばらく安静を言い渡される。
 正直、菜々もしばらく座っておきたかった。
 ちょうどいい機会だと思い、菜々はフリーザに質問する。

「フリーザ様は……」

「フリーザで結構ですよ。菜々さんに教えを乞いているわけですし」

「……じゃぁ、フリーザさんは、なんでアイドルになろうと思ったんですか?」

 沈黙。
 フリーザは、うつむき考える。
 そして、静かに口を開き始めた。


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