過去ログ - ABE NANA Z〜アイカツの「F」〜
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4: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/04/10(金) 22:36:13.78 ID:N8MCYESO0
「…………」

 なんか変な乗り物に乗って、若干浮いていた。

 目立っていたという意味ではなく、物理的に。
 あと、2本角が生えている。

 さらに、その後ろにはスーツ姿の男性が2人。
 片方はスラリと背が高く、美形な顔立ち。片方は、丸々と太っていて厳つい表情だ。

「…………ん?」

 菜々の目は点になる。どこかで、見たことがある気がしてならない。
 そいつの二の腕はピンクピンクしており、頭の中はシックシックしてそうな外観だ。
 彼女が固まっていると、菜々の目の前の中央で乗り物に乗っている新世代アイドルは口を開いた。

「はじめまして。私は、フリーザと申します」 

「ふりーざ……フリーザ……あっ、フリーザ様ですね! 分かりましたよー、喉元まで来てたのが一気に出た気分です〜」

 名前を聞いて、喉元まで出ていた答えが出たらしく、すっきりした顔をする菜々。

「ホッホッホ、やはり私をご存知でしたか」

「そりゃもちろんですよ〜」

 あっはっはー、と笑って、菜々は息を吸い込んだ。

 呼吸を止めて思考停止。
 ここに来て菜々、真の無になる。


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