過去ログ - ABE NANA Z〜アイカツの「F」〜
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7: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/04/10(金) 22:38:28.44 ID:N8MCYESO0
「電車?」

 フリーザが首をかしげると、後ろからザーボンが顔を近づけて解説を入れる。

「フリーザ様。電車とは、この星に存在する乗り物のことでございます。ほら、ここに来るときに乗ってきたじゃありませんか」

「乗ってきたの!!!???」

 よほど目立ったことだろう。
 彼らなら電車を使わずとも空を飛んでくればいいのに、そう思ったが、それはそれで目立つので、どっちもどっちだということに菜々は気づいた。

「あぁ、乗り遅れそうになって私が扉に挟まれたアレですか……」

「意外にお茶目ですね」

 想像するだけでシュールだった。
 その後、その扉がどうなったかは知らない。
 というか、今乗っている乗り物は電車に乗る時も乗っていたのだろうか。

「しかし、あれで1時間とは……」

「あ、えっと、わ、ワープです!」

 疑問を持つフリーザに、咄嗟に嘘を放り投げる。
 言ってて虚しかった。

 しかし、本物の宇宙人が相手では仕方がなかった。相手は本当に宇宙の様々な星を知っているのだから。
 むしろ、こんなとんでも設定を信じてくれる辺り、本当にそういう技術があっても不思議ではなかった。

「ホッホッホ、素晴らしい科学力を持った星のようですね。配下に欲しいくらいですよ」

「あ、アリガタキ シアワセデス」

「どこかの星と交流はあったのですか?」

 その質問に、菜々は「え゛」となる。
 なんの交流もありませんでした。そう答えればいいのに、思わず菜々は口走る。

「そ、そうですね……M78星雲光の国とか……?」



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