過去ログ - ヨロイ男「ここが魔物の棲む村か」
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8: ◆pabVKfCDzNVk[sage saga]
2015/04/11(土) 09:19:43.44 ID:emZ3lG+M0
青年「事象?タワーがあるのにこの村にいるはずのない魔物が棲む話といい、中央は一体何を知っているんですか!」

ヨロイ男「この村が比較的新しい処だからです。村長さん―――あなたの父が親族と老人や今の中年たちと共に始めた村でしたね」

青年「貢ぎ物を捧げて魔導師に協力を仰いで一帯の魔物を全滅させました。
    父も率先して剣を振るい、ボスになっていた魔物まで討伐したと聞いています。
    僕は故郷の村にいたから……そして中央からタワーを頂いて、開拓に臨んだのです」

ヨロイ男「……」

青年「タワーが建ち村もこれからというときに、元気だった父は日に日にやつれていって、剣は持てず、ついに外にも出られずに―――」

ヨロイ男「……すいません、少し座ってもいいですか?」

青年「あ、ごめんなさい。つい自分のことを……顔色悪いですよ。大丈夫ですか?」

ヨロイ男「ちょっとごめん」

青年「薬ですか?水貰ってきます?」

ヨロイ男「慣れてるから、だいじょうぶ。……質問に答えます。新しいおかげで疑心暗鬼にならずに済むんですよ」

青年「?」

ヨロイ男「それと、この良い村はあなたの父がこの地で努めた勇気の証です」

青年「え?」

ヨロイ男「偉大な父を持ち、誇りに思う優しきご子息。あなたには今私が負う任と、この私が知る世界をお教えします」


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