過去ログ - はっぱ隊「ヤッタ! コロシアイ学園生活に巻き込まれたぞ!」【ダンガンロンパ】
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61: ◆takaJZRsBc[saga]
2015/04/13(月) 00:34:21.97 ID:8UXjkTIZ0

不二咲「大和田君!」

大和田「……なんだよ」

不二咲「大和田君、ごめんね……大和田君の秘密ってチームが崩壊するほど重い秘密だったんだねぇ。
     僕、大和田君が本当は悩んでること知らなくて、自分のことばっかり考えて……ごめんなさい」

大和田「お前が……悪いワケじゃ……」

不二咲「小須田さんの言う通りだよ! 確かに、嘘をついてたことで離れちゃう人もいるかもしれない……
     でも僕みたいに、大和田君のことが好きで本当に尊敬してる人だってたくさんいるはずだよ!」

大和田「……お前が好きなのは強くて男らしい俺だろ。本当の俺は……」

不二咲「誰にだって弱さやコンプレックスはあるよ。僕が大和田君のことを好きな気持ちは今も
     変わってない。だから信じて! チームの仲間達を! 僕は大和田君の仲間を信じるよ!」

大和田「会ったこともないくせに、なんでお前が……」

不二咲「大和田君の仲間だもん! きっといい人達ばかりだよ! 大和田君は仲間を信じられないの?」

大和田(こいつは……こいつはなんでこんなに強いんだ……)


大和田の中に再び嫉妬という黒い炎が燃え上がり始める。
……だが、そんな大和田の耳にどこからか小須田の声が聞こえてきた。


がんーばれー、まけーるなー、力のかぎりー生きてやれー……


大和田「力の限り、生きる……」

不二咲「大和田君?」

大和田「……不二咲、聞いてくれねえか……俺はな、お前が思ってるみたいな強くて
     かっこいい人間じゃねえ……むしろ、本当は誰よりも弱くて情けねえダメなヤツなんだよ……」

不二咲「聞くよ。大和田君だって人間だもん。悩みも、弱い所も、一緒に乗り越えて行こうよ」


かくして事件は未然に防がれた。

その影には、一人の冴えないサラリーマンの活躍があったことを忘れてはならない――




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