149:名無しNIPPER
2015/04/16(木) 20:07:41.99 ID:i/Zb23fNO
真姫「見たくなるって……」
凛の呟きを受けて、私は校舎を見上げた。
代わり映えのしない、私たちがいた頃と変わらない姿。
真姫「代わり映えしないものを見て、楽しいわけ?」
凛「うん。やっぱり安心するにゃ」
私の問いかけに凛はそう答えた。
まぁ、そうね。
変わらないことは確かに安心できるし楽よ。
留まっていればいいんだもの。
真姫「…………」
でも、それじゃ前には進めない。
前に進むためには、変わらなきゃいけない。
……時には、想いを忘れないといけないことも、きっとある。
真姫「…………」
凛「……真姫ちゃん」
心に秘めたその思いが顔に出ていたのかもしれない。
私の表情を見た凛はこう言った。
凛「無理に変わらなくてもいいと思うよ?」
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