150:名無しNIPPER[sage]
2015/04/16(木) 20:20:47.70 ID:i/Zb23fNO
凛「確かに、色んなことがあって、変わらなきゃいけないこともあるよ」
凛「凛たちは大人にならなきゃいけないんだし」
そこでふと遠い目をする凛。
そういえば凛はたまにこういう目をするようになったわよね。
いつからだったかは覚えていないけど。
凛「けどね? 変わらなくてもいいものって、あると思うよ?」
遠い目をしながら。
凛はそんなことを言った。
変わらなくてもいいもの?
例えば?
凛「凛たちの関係とか」
凛「この学校の風景とか」
凛「あとは、凛の魚嫌いとかかにゃ?」
最後は笑って、凛は私の問いにそう答えた。
真姫「……それは変わらなきゃでしょ?」
凛「いいの! 別に食べなくても死なないから!」
むきになったみたいに、私の方を向いた凛は言う。
……なるほど。
こんな凛の明るさも、確かに変わらなくてもいいもの、なのかも。
そんなことを思った。
そして、凛はふと真面目な顔になって――
凛「だからね、真姫ちゃん」
凛「真姫ちゃんの……にこちゃんへの気持ちも変わらなくていいんだよ」
まるで、私の心を見透かしたみたいに。
私の目をじっと見て、そう言った。
――――――
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