152:名無しNIPPER
2015/04/16(木) 20:44:41.04 ID:i/Zb23fNO
しばらくして、かよちんを満喫した凛は、今日のことを話すことにした。
朝、真姫ちゃんと会ったこと。
それから、音ノ木坂に行ったこと。
そのあと、真姫ちゃんを連れ回して遊んだことも。
花陽「朝早くから出掛けて、どこに行っちゃったのかと思ったよぉ」
凛「ごめんね、かよちん」
朝出ていく時に、かよちんになにも言わなかったことを謝る。
出かけてくるねってメールはしたんだけど、やっぱり心配かけちゃったし。
でもね!
凛「にこちゃんのこと、かよちんから聞いたらいてもたってもいられなくて!」
かよちんの肩を掴んで、そう言う。
だって、かよちんからにこちゃんの話を聞いて。
それから、真姫ちゃんがそれを心配そうに聞いてたってことも聞いて。
なんだかもどかしくなって。
たぶん要領の得ない話だったとおもう。
だけど、それを聞いたかよちんは、
花陽「うん、凛ちゃんの気持ち、よくわかるな」
にこりと微笑んで、そう言った。
花陽「真姫ちゃんがにこちゃんのこと好きなのは花陽も知ってる」
花陽「卒業式の後の落ち込み方を見てたら、断られたってことも」
うん。
それは凛も知ってるよ。
あのときの真姫ちゃん、凛も見てられなかったし。
うん。
でも、だからこそ!
花陽「……うん。だから、真姫ちゃんの背中を押してあげたかったんだよね」
いつか凛の背中を、かよちんの背中を。
真姫ちゃんが押してくれたときみたいに。
だって、
花陽「きっと、にこちゃんのことを助けてあげられるのは――」
花陽「――にこちゃんを一番想ってる真姫ちゃんだもん!」
――――――
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