164:名無しNIPPER
2015/04/17(金) 19:06:03.30 ID:VouUcVWhO
ツバサとは、にこがアイドルとして事務所に入ったときからの付き合いだ。
最初はやっぱり恐縮してたけど、今となっては呼び捨てにする程度にはなった。
事務所も違うし、オファーの来る仕事の系統も違う。
なのに、今まで付き合いが続いてるのは、いつもツバサの方から付きまとってくるから。
にこ「それで? 今日は?」
何の用?
そう尋ねると、ツバサは、うーんと少し溜めをつけてもったいぶる。
さっさと言いなさいよ……。
にこの心の訴えが通じたのか、ツバサはやっとのことでこう言った。
ツバサ「例の件♪」
例の件。
…………あぁ。
それを聞いて、納得する。
ツバサが言ってるのは、きっと少し前からツバサに持ちかけられていることでしょうね。
にこ「…………」
悪い話じゃない、とは思う。
ツバサのカリスマ性、それににこが乗るとなれば話題性もきっと出るだろうし。
アイドルだって、息が長くないのはにこだって分かってる。
けど、
にこ「お断りよ」
にこはそう答えた。
それは話を持ちかけられていた時からずっと変わらない答え。
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