182:名無しNIPPER
2015/04/20(月) 19:52:43.73 ID:zRQPpM15O
――――――
『真姫ちゃんには、関係ないでしょ』
『にこの夢を邪魔しないで』
真姫「はぁぁぁぁ……」
講義を終えた私は、にこちゃんに言われたことを思い出して、深いため息を吐いた。
もう3日も前のことなのに、私はそれを引きずっていた。
そのせいで、講義にも身が入らなくて。
真姫「……帰ったら、復習しとかないと」
そう呟く。
高校の頃とは違って、内容も複雑で専門的なことが多くなった。
だから、口にしたように復習しておかないときっと追い付けなくなる。
だけど――
真姫「…………どこか寄っていきましょ」
私の足は、家とは違う方向へ向かう。
正直こんな状態じゃ、復習したって頭には入らない。
なら、いっそ……ってわけ。
そう思い立った私は、携帯を取り出す。
それから、
真姫「…………」
『今日暇な人いるー?』
朝、グループ宛に届いたメッセージに、
『今からならいいけど』
そんな風に言葉を返した。
――――――
248Res/129.47 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。