過去ログ - 真姫「私だけの」
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185:名無しNIPPER
2015/04/20(月) 20:37:18.32 ID:zRQPpM15O
――――――


希に手を引かれて。
私たちは神田明神までやって来ていた。
のだけど、


真姫「ぜぇ……ぜぇ……」


大学に入ってから運動らしい運動をしていなかった私に、この全力階段ダッシュはきついものがあった。
すっかり息があがってる。

ふと隣を見ると、


希「……ふ、ふぅ……さすがに」


希も肩で息をしていた。

って!


真姫「なんで、ダッシュしたのよっ!」

希「いやぁ、その方がいいかなって?」


私の抗議の声に、悪びれる様子もなく希はそう答えた。

いいって、なにがよ!
口を開くのも辛くなって、目でそれを訴える。
けれど、希はどこ吹く風で。
そのまま息を整えながら、社務所の方にひとり向かっていった。


真姫「……どこ、行くのよ……」


私を連れてきておいて。
自由気ままな希の行動に、若干呆れながら文句を口にした。



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