過去ログ - 真姫「私だけの」
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191:名無しNIPPER
2015/04/20(月) 23:03:09.21 ID:zRQPpM15O
抗う、ね。
あの頃はどうしてたかしら?

アイドルで学校を救う。
そう言い出したのは穂乃果だった。
私はそれに乗っかっただけ。

今思えば、よくそんな無謀なことに乗っかろうと思ったわよね。

…………。

いえ、違う。
そういえば、私は廃校がどうとかっていうのはあんまり考えてなかった気がする。

私が考えてたのは、そう。

音楽がしたい。
自分が好きな音楽を思う存分やりたかった。

ただそれだけ。
けれど、μ's に加入した後も、私はどこか冷めた気持ちで、すぐに終わるものだって考えてた。
でも、そんなことはなくて。
私は音楽が大好きなまま、高校3年間を駆け抜けた。

うん。
それはきっと――



『あんたは、私にないものをたくさん持ってる』

『正直、羨ましくてしょうがないわ』

『なのにっ!』

『なんでも持ってるあんたが!』

『なんでそんなに簡単に諦めるのよっ!』

『好きなものを簡単に諦めるんじゃないわよっ!』



あの人のおかげ。
あの人が私に本気でぶつかってくれなかったら、私は中途半端なまま終わっていたと思う。

あるがままの自分をさらけ出してまで、私に気持ちを伝えてくれたから。
簡単に諦めるなって、怒ってくれたから。

私は自分の『好き』を大切にできたの。



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