47:名無しNIPPER
2015/04/12(日) 14:40:27.82 ID:hNDK6FU6O
――――――
真姫「私、にこちゃんのことが好きっ」
真姫「だから、付き合ってください」
懐かしい。
2年前の、私の卒業式の時の記憶だ。
卒業式に来てくれたにこちゃんを屋上に呼び出して、私は告白をした。
こうなったきっかけ?
生意気な後輩が世話焼きの先輩にシンパシーを感じちゃって。
その気持ちが抑えられなくなった。
それだけの話よ。
……そう。
それだけを考えて、私は告白した。
にこちゃんがどうしようもなく好きだって。
返事はもちろん――
にこ「……ごめん」
当たり前よね。
にこちゃんはアイドルで、これからが大事な時期だったんだもん。
そんな時期に、恋人が、しかも同性の恋人がなんて。
普通に考えれば分かったはずなのに。
にこ「真姫ちゃんのことは嫌いじゃない」
真姫「じゃあっ!」
にこ「けど、にこにはやりたいことがあるの」
にこ「そのためには……恋人は作れない」
真姫「…………」
その時のにこちゃんの顔はよく覚えてる。
今にも泣きそうな顔で俯いてた。
そして、何回もごめん、ごめんって。
真姫「謝らないで」
にこ「ごめんっ」
真姫「謝らないでったらっ!!」
にこ「…………ごめんね、真姫ちゃん」
ヒステリックにそう叫んで、私はにこちゃんを睨んだ。
それでもやっぱりにこちゃんは謝り続けていて。
やっぱりそのせいよね。
この2年間、にこちゃんが私たちに会わなかったのって。
それを蒸し返すなんてね。
本当に私って、成長してない。
――――――
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