58:名無しNIPPER
2015/04/12(日) 15:38:29.09 ID:hNDK6FU6O
――――――
―― ピーンポーン ――
真姫「んっ……んん?」
呼び鈴の音が聞こえて、ふと意識が覚醒する。
あれ?
私、いつのまにか寝ちゃってた?
ベッドから這うように出る。
頭の痛みは少しだけマシになっていた。
真姫「和木さん?」
お手伝いさんの名前を呼ぶ。
けれど、それに答える声はなかった。
どうやらどこかに出ているみたい。
真姫「しょうがないわね……」
見られても大丈夫な格好に着替える。
そして、部屋を出て、玄関の方へ。
真姫「はい、どちら様ですか」
ドアごしにそう尋ねる。
すると、
「真姫ちゃーん」
その向こう側からは、私の名前を呼ぶ声がした。
その声には聞き覚えがある。
「こんにちは!」
真姫「……随分と急に来たわね」
「えへへ、ごめんなさい」
ホンワカした声で謝る彼女。
その声を聞きながら、私は扉を開けた。
真姫「入っていいわよ」
「うん、お邪魔します。真姫ちゃん」
真姫「いらっしゃい、まこちゃん」
そこにいたのは、私の中学時代の数少ない友人。
尾崎まこちゃんだった。
まこ「来ちゃった」
――――――
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