7:名無しNIPPER
2015/04/11(土) 23:47:10.58 ID:xdghOMg4O
花陽「なにか追加で頼もうか?」
真姫「……私はいいわ」
花陽「そっか……。私は頼もうかな」
そういえば、ここ喫茶店だったわね。
目の前でメニューとにらめっこする花陽を見て、ふと思い出した。
ぶつぶつとなにかを呟いてる花陽。
どうやらカロリーを気にしてるみたい。
と、そこで
「あ、あのっ!」
真姫「ん?」
誰かに声をかけられた。
こんなところで、いったい誰?
そう思って、声の主を確認する。
そこには、
「す、すみませんっ! わ、わたし、音ノ木坂のものなんですけどっ!」
私たちの母校、音ノ木坂学院の制服に身を包んだ女の子が経っていた。
真姫「えぇと……」
大人しそうな眼鏡をかけた女の子。
こういうタイプは私より花陽の方が応対得意なんじゃないかしら。
そう思って、チラリと花陽を横目で確認すると、まだカロリー計算と戦ってる様子で。
……はぁ。
しょうがないわね。
そんなことを心のなかで呟いて、笑顔を作った。
真姫「なにかしら?」
「あの、西木野っ、ま、まきしゃんですよねっ!」
噛んだわね。
そう思いながらも、指摘はせず頷く。
「わたし、えっと……そのっ」
真姫「落ち着いて? 深呼吸でもしてみなさい」
「あっ、は、はいっ!」
その子は私の言う通り、深呼吸をした。
ふふっ、なんだか昔の花陽を見てるみたい。
微笑ましい気持ちになる。
と、どうやら落ち着いたようで、彼女は言葉を続けた。
「わ、わたし! μ's の大ファンなんですっ」
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