過去ログ - 真姫「私だけの」
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90:名無しNIPPER
2015/04/12(日) 22:07:08.10 ID:VlH9uIPWO

「にこちゃーん!」

「あぁ! 鬱陶しい! 離れなさい、穂乃果!」

「穂乃果! ほら、にこが困っているでしょう?」

「そうだよ、ほのかちゃん」

「うひひ、じゃあ、ウチも穂乃果ちゃんに便乗して……」

「や、止めなさい! 希ぃ!」


うん……。
夢を叶えるって、皆に言って。
背中を押してもらったんだもの。


「にこ、本気なのね?」

「当たり前でしょ! にこは宇宙に名を轟かす存在になるのよ!」

「にこちゃん、ちょっと寒くないかにゃ?」

「なんですってぇぇ!?」

「に、にこちゃんっ、落ち着いてぇぇ」



にこ「……ふふっ、よく考えたら背中押されてないかもしれないわね」


うん、そう。
むしろ、背中を引っ張られてた。
引っ張られて、にこが夢を叶える邪魔をされてた。

だって、皆といるのが楽しくて。
それに――


「私、にこちゃんのことが好きっ」


あんなこと言って、にこの心を揺らして。


だから、にこは決意したのよ。
にこが夢をちゃんと叶えるまで、みんなとは会わないって。

迷いが生まれちゃうから。
皆と一緒にいたいって思っちゃうから。


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