過去ログ - P「伊織か?」伊織「お兄様!?」 Re:
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14: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/12(日) 00:05:55.90 ID:bOdoSl9s0
P「心当たりがないってことは大丈夫だ。それより撮影の方は大丈夫か?」

雪歩「あの、カメラマンの方が……」

P「男性だから怖いですってところか」

萩原は小さくうなずいた。

P「萩原。こっちへおいで」

実は結構な距離を保って会話をしてたのだった。

俺はひざまづいて目線を落とし、高圧的にならないように気を付けて、また萩原が怯えないようにできる限り優しく言った。

萩原は依然としておどおど、あたふたしてたがゆっくりゆっくりと近づいてきてくれた。

P「おお、よく来れた。やればできるじゃないか。そんなに自分を卑下するなよ」

雪歩「は、はい。でもプロデューサーがずっと待っててくれたから、行けたのかもしれません」

P「そうかな? でもな萩原、これから番組に出演した場合みんなは待ってくれないと思う。どうする?」

俺の問いに困惑した萩原は、しどろもどろしながらも確かに口を開く。

雪歩「自分から、待ってくださいって……」

P「とってもいい回答だ。そうだよ、自分から何かを伝えれば受け取ってくれる誰かがいる。でも何かを伝えるには勇気が必要だ。アイドルを目指す君には必ず勇気がある。自信をもって……」

雪歩「はい。ありがとうございます」

はっきりと意志の通った声で萩原はお礼を言った。

そんな彼女に俺はひざまづいたまま手を差し伸べた。



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