過去ログ - P「伊織か?」伊織「お兄様!?」 Re:
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◆K6RctZ0jT.
[saga]
2015/04/18(土) 20:10:49.74 ID:bGfeJTyV0
翌日。
二人が来ない。
P「おかしい」
俺の予想が外れたことに自分自身、驚きを隠せない。
こういう時は大体、予想を外したためしはない。
俺はちゃんと彼女たちを見たうえで判断をしているからだ。
P「律子は今いる子たちを連れて先に行っててくれ」
律子「わかりました……。二人とも遅刻なんてどうしたんでしょうか?前の事務所はそんな大雑把だったんですかね」
皮肉のつもりなんだろうが、律子の言い分も納得だ。
それなら倒産したのもうなずけてしまう。
律子はアイドル達を連れてレッスン場へと向かう。
それにしたっておかしい。
俺は続けるにしても辞めるにしても来るように言った。
ただ待っていても仕方がない。
電話するかも迷ったが、出てくれるかは不明だし、彼女たちの答えがこれなら残念ながら受け入れるしかなかった。
俺は事務仕事をしながら待ってみることにした。
二時間経っても現れないどころか連絡すら入ってこない。
もうダメだな。……と半ば諦めていたところだった。
貴音「……あの」
四条がようやく来た。
P「お前遅すぎ、何やってたの? 俺、昨日いつも通りに来てって言ったはずなんだけど」
四条は俺の言葉にろくに反応せずに、すっと息を整えた。
貴音「……あなた、何か隠しているのではないですか?」
突然何を言い出すかと思えば……。
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