過去ログ - 男「風が吹けば」火傷女「桶屋が儲かる」
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63: ◆Avwv6/MqoE[saga]
2015/04/14(火) 17:38:29.23 ID:7Afbun3j0
火傷女（……なんで私、自分の家にいるんだろ）

火傷女（……なんで私、布団に包まってるんだろ）

火傷女（授業サボって、勝手に早退までして……意味わかんない）
以下略


64: ◆Avwv6/MqoE[saga]
2015/04/14(火) 17:52:27.96 ID:7Afbun3j0
-翌朝・教室-


男「おっはよー、女！」

以下略


65: ◆Avwv6/MqoE[saga]
2015/04/14(火) 18:02:04.02 ID:7Afbun3j0
男（結局一言も口を利いてくれないまま放課後になってしまった……）

火傷女「」ｶﾞﾀｯ

男「ちょっ、待てって！」ｱｾｱｾ
以下略


66: ◆Avwv6/MqoE[saga]
2015/04/14(火) 18:29:24.48 ID:7Afbun3j0
男（引っ越してきてから、最初の方は無視されるのなんて当たり前だった）

男（時間が経った今だって、機嫌が悪い時は無視されることも多いし、気にするようなことじゃないかもしれない）

男（……でも、どうしても気になる）
以下略


67: ◆Avwv6/MqoE[saga]
2015/04/14(火) 19:24:23.32 ID:7Afbun3j0
男「それでさ、今日もＣのヤツがさー」

火傷女「……」ｽﾀｽﾀ

火傷女（まだついてくる……もう男の家は通り過ぎたのに……）
以下略


68: ◆Avwv6/MqoE[saga]
2015/04/14(火) 22:17:30.73 ID:7Afbun3j0
-火傷女の自宅の前-


火傷女「……」ｽﾀｽﾀ

以下略


69: ◆Avwv6/MqoE[saga]
2015/04/14(火) 22:40:13.88 ID:7Afbun3j0
男（やばい……息し辛い。心臓の音もうるさいくらいだ）

男（頭が、すごくグラグラする……自分がどう思われてるかなんて、なんとなく分かってはいたけど、実際に言われるとキツいな……）

男（でも、俺はもう以前の俺じゃないんだ。だから今は、ぐっと堪えて、気をしっかり持たないと……）
以下略


70: ◆Avwv6/MqoE[saga]
2015/04/14(火) 23:07:20.31 ID:7Afbun3j0
男「ッ！なんでそこまで言われなきゃならないんだよ！俺は、お前が……ッ！」

火傷女「私が何？可哀想だとでも言いたいわけ！？そういう安い同情が一番ムカつくんだよッ！！」

火傷女「第一あんたが口に出して言わなきゃわからないようなバカなのがいけないんでしょ！？私だって言いたくて言ってるんじゃない！」
以下略


71: ◆Avwv6/MqoE[saga]
2015/04/14(火) 23:25:03.27 ID:7Afbun3j0
火傷女「そんなに大切な幼馴染がいるくせに、どうして私にちょっかい出すわけ？私なんかに構ってる暇があるなら、さっさとその幼馴染に会いに行けばいいじゃん」

火傷女「なのにもったいぶって『今は会いに行けない』？カッコつけちゃってさ、バッカじゃないの？本当にそいつのことが好きならさっさと会いに行けばいいじゃん」

火傷女「なのにへらへら笑ってばっかりで……なにが『死にたいくらい辛くなる』よ。言葉に行動が全然伴ってないんだよ、あんたは」
以下略


72: ◆Avwv6/MqoE[saga]
2015/04/14(火) 23:49:24.02 ID:7Afbun3j0
男「他のヤツに言われるならいい、まだ我慢できる。でもよりによってお前がそれを言うのかよ！？ふざけんなよ！」

男「ああ、確かに俺は意気地なしだよ。五年振りに再開した幼馴染にだって、未だに自分の気持ちどころか正体すら言い出せないヘタレだよ」

男「でもそれをお前にとやかく言われる筋合いはないッ！」
以下略


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