12:名無しNIPPER[saga]
2015/04/12(日) 19:22:39.98 ID:HxMRahMLo
プロデューサーさんの眉が不安気に下がります。
もし一緒にお仕事をするなら、これはとてもとても大事な事。
「冗談って、素敵ですよね」
「冗談?」
「はい。少し口に出すだけで、たくさんの人が笑顔になります」
「……そう、ですね」
プロデューサーさんが、場違いなほど真剣な表情で頷きました。
「私がこれから洒落を飛ばしちゃいますから」
「はぁ」
「それをプロデューサーさんが巧く捌けたら、アイドルの事、真剣に考えます」
「本当ですか!」
プロデューサーさんの表情が、一転してきらきらと輝き出しました。
ふふ。私の洒落を、捌いてみなしゃれ。
「まま、まずは一献」
ぽん。
手近にあった白ワインの栓を抜くと、良い音が響きました。
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