過去ログ - お嬢様「経営!ダンジョンマイスター!!」
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1: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/04/12(日) 17:38:54.93 ID:+VhfUZM00
お嬢様「よーし!みんな集合だー!!私から直々に話がある!!」

オーク娘「うにゃー」

メイド「お茶が入りましたわお嬢様」

お嬢様「うむ!それでだな皆の衆よ……」

オーク娘「あ、今日宝くじの当選発表の日なのにゃ。新聞新聞……」

メイド「おや、茶柱が立っていますわ。吉兆ですわお嬢様」

お嬢様「話を逸らすな貴様らーーーーーーーーー!!」





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2: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/04/12(日) 17:41:33.03 ID:+VhfUZM00
お嬢様「いいか!!我々の現状を忘れたワケではあるまいな!!」

オーク娘「うにゃ?なんか特別な事でもあったかにゃ?」

お嬢様「……活動資金が底を付きました」ズーン
以下略



3: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/04/12(日) 17:42:32.18 ID:+VhfUZM00
オーク娘「まーそう焦らずに、今まで通りのんびりするにゃ。はいお菓子」

お嬢様「わーい!……って誤魔化すな!!貴様ら今まで我々が行ってきたここ三日の活動内容を思い出してみろ!!」

オーク娘「えっと、三日前は……何だったかにゃ?」
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4: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/04/12(日) 17:43:06.43 ID:+VhfUZM00
お嬢様「嘆かわしい!なんと嘆かわしい事か!!世の人々はこんなにも頑張っている我々に冷たい視線を浴びせるだけで誰も手を差し出そうともしなかった!」

メイド「御労しいお嬢様。お嬢様を蔑ろにするとはあの町の連中め……ッ!!」

オーク娘「ボス、爆発の後に飴ちゃん貰って頭撫でられて慰められていたにゃ」
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5: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/04/12(日) 17:43:36.60 ID:+VhfUZM00
お嬢様「くっ……そ、それでこれからの方針だが」

オーク娘「うにゅ?うにゃにゃ?」

メイド「お嬢様のありがたいお話が始まるというのに、その臭い口を閉じろメスブタ」
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6: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/04/12(日) 17:44:33.60 ID:+VhfUZM00
――――――
―――


お嬢様「だーっはっはっは!大金持ちなのだーッ!」
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7: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/04/12(日) 17:45:15.88 ID:+VhfUZM00
お嬢様「それで、この金を使って少々やってみたいことがあるのだが」

オーク娘「うにゃ?」

メイド「それは構いませんわお嬢様。そのお金は 全 て お嬢様のものなのですから。お菓子を買うなり贅沢するなりどうぞご自由に……」
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8: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/04/12(日) 17:46:15.55 ID:+VhfUZM00
オーク娘「商売にゃ?というと定食屋さんとか?パスタ売るにゃ?」

お嬢様「何でパスタオンリーなんだよ。ともかく、チマチマするより高収入の物を一発当てようと思っている!」

メイド「それはいい考えですわお嬢様。具体的には……」
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9: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/04/12(日) 17:46:56.21 ID:+VhfUZM00
商人「はいはーい!ありがとうございます、通りすがりの旅商人の者でーす。以後、お見知りおきを」

オーク娘「着物着た犬の獣人にゃ。東洋人とはまた珍しい」

商人「狼です。そこはお間違えなく」
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10: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/04/12(日) 17:47:46.32 ID:+VhfUZM00
お嬢様「でだ、商人さん。今の私に相応しいものを売ってくれるとのことだが、早速見せてくれぃ!」

商人「はい!そちら方の要望にお応えして、一発ガツンと収入が見込めるツールをご用意いたしました!それがこちら……」ゴソゴソ

商人「お手軽簡単ダンジョン製作キットー!」濁声
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11: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/04/12(日) 17:48:46.28 ID:+VhfUZM00
お嬢様「そ、それでそれで!どうやって使うのだ!?」ワクワク

メイド「期待に胸を膨らませるお嬢様……ああ、可愛いですわお嬢様」

商人「使い方は簡単、今ここにいる洞窟に設置して……よっこらセット。スイッチを押すだけ!!」ブイーン
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12: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/04/12(日) 17:49:27.53 ID:+VhfUZM00
お嬢様「おお、なんか広くなったのだ」

商人「擬似的に作り出したとはいえ、ダンジョンは発生した時点で誰の所有物でもありません。ここが誰かの所有地という訳ではない限り、冒険者ギルドに書類を提出すればすぐにダンジョンとして運営できるようになりますよ」

メイド「う、運営!?」
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13: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/04/12(日) 17:49:58.96 ID:+VhfUZM00
お嬢様「うおー!すっげー!」

オーク娘「ボス!こっちに何かあるにゃ!」


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14: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/04/12(日) 17:50:56.23 ID:+VhfUZM00
メイド「しかし、それなら購入するのを渋ってしまいますわね」

商人「そう言わずに!ダンジョン経営は当てたら以後の収入は爆発的ですし、名のある冒険者さえ釣れれば一気に知名度も上がります。なんなら追加料金払って頂ければサクラも用意して……」

メイド「貴女、自分でコレを使わないのですか?」
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15: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/04/12(日) 17:51:43.44 ID:+VhfUZM00
オーク娘「ボスー何食べてるにゃ?」

お嬢様「リンゴ飴ー。お前の分もあるぞー」

オーク娘「わーい!……じゃなくて見てみるにゃ!宝箱にゃ!」
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16: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/04/12(日) 17:52:36.51 ID:+VhfUZM00
ボフン


オーク娘「うみみゃ!?」

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17: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/04/12(日) 17:53:23.88 ID:+VhfUZM00
商人「よっぽどでしたらそちら、私が引き取りましょうか?もう少し良い物と交換も出来ますが」

お嬢様「いいや!私に一杯食わせた罠箱だ!私が使ってやらんで誰が使うというのだ!」

メイド「寛大ですわお嬢様」
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18: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/04/12(日) 17:54:22.55 ID:+VhfUZM00
お嬢様「さーて!それでは手続きをしてダンジョンの経営を開始するとするぞ!」

メイド「英明ですわお嬢様。おいそこのオーク、お嬢様と私は冒険者ギルドへ行くのでとっとと馬車を用意してきなさい」

オーク娘「へいへーい、分かったにゃ用意してくりゃいいんだろもう」
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19: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/04/12(日) 17:55:06.48 ID:+VhfUZM00
――――――
―――


数日後
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20: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/04/12(日) 17:55:41.18 ID:+VhfUZM00
お嬢様「それでどんなものがあるのだ!見せてくれ!」

商人「ほいほい、例えばこんなのですね。ライトアップ松明ー!」

メイド「……松明は元々ライトアップ代物でなくて?」
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21: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/04/12(日) 17:56:27.39 ID:+VhfUZM00
お嬢様「まぁ確かにヒトが多く出入りするのは重要だが……」

オーク娘「あからさまに作られた感じがするにゃ。流石に私でも変だって気が付くにゃ」

商人「商売する上で客の出入りは計算に入れておいてください。とにかく今はお金が欲しい時期!変な拘りは破産に直結ですよ!」
以下略



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