過去ログ - 【安価】渡辺「それは違うぞ!」【OSD】
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210: ◆Z149ikYD1cLY[saga]
2015/06/06(土) 22:16:50.06 ID:uiZcYWGR0

〜〜 渡辺 個室前 〜〜


郷田「……みんな行くぞ」

元原「おにぎりの準備は完璧です!」

木村「い、行きましょう!」


郷田がゆっくりとドアを開ける。

そこには……


布団の上で毛布にくるまって小刻みに震えるアタルの姿があった。たった一夜でここまで雰囲気が変わるもんなんだろうか。NHKなんかのテレビでたまにある精神病患者みたいな感じだ。

素人目に見て普通じゃない。


小海「アタル……」

渡辺「俺のせいじゃない違う違う違う違う違う違う違う」

小海「アタル!!」

渡辺「俺には才能なんてないのに俺が調子にのったばっかりになんで俺が生きてみんな死んでんだなんでなんでなんで」

小海「しっかりしろよオイ!!」


アタルの肩を揺さぶるとギョロリと、動いた。


渡辺「………………」

桐ノ過「呼びに来たわよ」

渡辺「………………何故俺を?」

桐ノ過「何故って……仲間だからでしょ。私たちにはアナタが必要なのよ」

渡辺「必要? 才能も無いこの俺が? 才能あるお前たちに?」

渡辺「俺は何もできないのに? なんでもできるお前らが?」


アタルの目が恐怖から憎悪に変わっていく。歯ぎしりをして口を細かく動かしていく。


渡辺「またそうやって見下すんだろあの時みたいに見下すんだお前ら全員そうだ自分ができるからって誰でもできると思いやがって」

渡辺「お前らが俺を頼ることなんて何もないだろうがよぉ!」

桐ノ過「…………」

渡辺「帰れ」

元原「えっ」

渡辺「帰れよ天才さんたちは!!」

渡辺「もう……俺の視界に入らないでくれ……」

木村「……」

手編「……」

渡辺「お前ら見てるとイライラするんだ……努力も苦労もしねぇくせに上に立ちやがって……」

元原「あ、お、おにぎり……」

渡辺「いらねぇんだよ!! さっさと帰れっつってんだろ!!」

郷田「……帰ろうみんな」

郷田「お互い一度落ち着くべきだ」

小海「……だな」


なんだよこれ……どうしちまったんだよアタル……

お前は……そんな奴じゃないだろ……



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