過去ログ - 【R18】難波笑美「おもろい事、しに行く?」
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5: ◆K1k1KYRick[saga]
2015/04/13(月) 16:08:54.45 ID:dbR5Y8qyo
「なぁ、プロデューサーはん」

「んっ」

「ウチと、おもろい事しにいく?」

俺は何かと思いながらも、笑美に案内されるまま日本橋に向かった。

ここは○らのあな、○ロンブックス、イ○ローサブマリンがあって

学生時代は丸一日時間をそこで潰していた。

だが笑美は日本橋駅の北側に案内し、比較的安いパーキングエリアに車を停めさせた。

そこから歩いて数分、俺たちはあるホテルへと足を踏み入れた。

妙に薄暗いホテルだ。

カウンターにいる婆さんはうつらうつらしていて、起きているのか寝ているのか分からない。

こっちの声掛けにも反応は薄く、目を離している間に

天に召されていてもおかしくない危なっかしさだ。

笑美は適当にカウンターの婆さんに話してさっさと

壁に掛かっていた部屋のキーを取ってエスカレーターへと歩いていく。

俺はキョロキョロと物珍しさに見回しながらエスカレーターに乗った。

ルームキーに記された三〇二号室に入ると、部屋の中央で

ふんぞりかえっているキングサイズのベッドが目に入った。

スリッパに履き替えた俺はカラオケに風呂場までついている。

「プロデューサーはん……」

ソファーに腰を下ろすと笑美が隣に座ってきた。

「キョロキョロして、こないな所来るんは初めてなん?」

「ああ、こんな色々あるビジネスホテルは初めてだ」

「――ブフッ! アハハハハ! やっぱプロデューサーはんおもろいなぁ。
 こないな広くて怪しいビジネスホテルなんてあらへんて!」

「えっ。じゃあここって、やはり……!」

ここで俺はやっと、今入った所がリア充御用達のあの御城だと気づいた。

「結構キレイやろ? 大阪の友達がここようさんつこうとんねん」

笑美から聞いた話だと、このホテルのフロントチェックはザルで有名らしい。

口頭で年齢を言えば身分証もなしに通れるし

カウンターの婆さんによっては素通りすら可能に思える。


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