過去ログ - 提督「この道の先にもいなかった」
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4:名無しNIPPER[sage]
2015/04/13(月) 17:46:26.72 ID:l60iqnkN0
2015年
鎮守府から徒歩15分
俺の目の前にあるのは小さなゲームセンターだ
手動のドアを開け、中に入る
店内は様々なゲーム機たちが自分に与えられた曲を演奏している
昔は苦手だったこの音
今では子守唄のような心地よさを感じる
俺はポケットに入れてある財布を取り出し、小銭を確認する
100円玉が7枚
500円玉が3枚
1000円札が5枚
長期戦を考慮に入れ、両替する必要がありそうだ
俺は店内を見渡しながら両替機の前まで向かった
両替機で1000円札5枚を500円玉に変え、今日の獲物を探す
【プレミアム減らない高速修復材】
何だこれは?
それはUFOキャッチャーの景品だった
プレミアム減らない高速修復材とは何だろう?
俺は近くにいた店員と思われる老婆に尋ねてみることにした
提督「あの、すみません。プレミアム減らない高速修復材とはなんですか?」
老婆(店員)「はい減らない”という意味でございます」
提督「・・・・・・・・・・・」
老婆(店員)「・・・・・・・・・・・」
提督「マジでええええ!?」
老婆「お取りになった方だけが分かるのでございます」
提督「取る!」
UFOキャッチャーは俺の新しい趣味だ
暇つぶしのつもりで何気なく始めたUFOキャッチャーにハマり、俺は毎日のようにゲームセンターに通っている
景品が穴に落ちるあの瞬間は今までにない快感を俺にもたらした
提督「さあ、やるぞ」
台は1回100円、500円で6回、突っ張り棒2本の橋渡し台、ボタン2つ、景品は長方形の箱物
ありふれた設定だ
まずはアームの強さを確認するために100円を投入口へ入れる
1のボタンを押し、景品の中央に狙いを定めてクレーンを右へ
2のボタンを押し、景品の中央に狙いを定めてクレーンを前へ
アームが開き、景品に向かってゆっくり降下する
そして景品を掴み上昇する
アームは景品を約6p程持ち上げ、離してしまった
アームの強さは中の上といったところか
総合難易度は上の下
少々難しいが取れないなんてことはない
《残り7100円》
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