19: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/04/14(火) 18:59:13.75 ID:Vf4XnbXD0
見習い「な、なな何考えているんですか師匠!?」
魔女「死神との同居生活だ、そういう経験をするのも悪くはない」
見習い「いやいやいや!?」
良いか悪いかで言ったら悪いに決まっている。
そりゃあこの死神さんは色々抜けている感じはするけれど、一応師匠の命を狙う敵なのだ。
死神「急に思いついたのか?」
魔女「うん?」
だけど死神はさっきまでとうって変わって、案外冷静だった。
死神「さっきまで殺そうとか言ってたのに、どういう心境の変化だァ?」
死神の目は猜疑心一杯だった。師匠の突飛な提案が、かえって彼の警戒心を強めたようで。
魔女「別に」
だけど師匠は意に介さずに言った。
魔女「どうやらお前は、私が待ち続けた者らしい」
死神「あ…?」
見習い「え…?」
師匠はまた、理解できない言葉を口にした。
魔女「それよりも私はもう眠いんだ。見習い、死神に空き室を案内してやってくれ」スタスタ
見習い「えっ、師匠!?」
こうして理解が追いつかないまま、師匠は私達を置き去りにした。
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