過去ログ - 魔女「流れ星に願うこと」
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3: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/04/13(月) 18:23:00.41 ID:kueoVPxH0
ズドグォオオォォォォン

見習い「うわぁ…魔王城が崩壊した…」

魔法の鏡に映し出された映像を見て、私は思った。やりすぎだ、と。

魔女「ただいま、戻ったぞ」

見習い「お、お帰りなさい師匠。どうでした?」

魔女「ん?あぁ、両成敗してきた。全く、うるさいったらありゃしない」

見習い「でもいいんですか?勇者と魔王の最終決戦を邪魔してきて…」

魔女「私の知ったことじゃないな。そんなことより、あいつらのせいで気が散って仕方なかった。だがこれでようやく昼寝に集中できる…」フワァ

見習い(ひっどい理由…)

誰の目から見ても美しい容姿を持つ師匠だけど、残念ながら性格は破綻している。

だが師匠が常識に囚われないのも、その実力からしてみれば当然なのかもしれない。

何故なら師匠が本当に誇っているのはその美しさよりも、「世界一の魔法の使い手」と言われる程の実力なのだから。
魔王と勇者の戦いも師匠にとっては、頭上で蚊が飛び回っている程度の煩わしさでしかない。


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