35: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/04/15(水) 18:00:51.43 ID:AZadxHiw0
死神「見習いちゃんも魔法使えるなら、魔法で掃除すりゃ楽なんじゃねぇ?」
見習い「わ、私は…」
死神「?」
言葉で説明するのも難しいので、実演することにした。
雑巾を床に置く。魔法をかける。
すると雑巾はイモムシのようにのろのろと床を這い始めた。
見習い「この通り…魔法、苦手なんです」
死神「へー。でも魔法で掃除するのを続けていれば、苦手なの克服できんじゃね」
見習い「わ、私はいいんです…。魔法の腕が上がらなくても、師匠のお側に居られれば…」
死神「そうか。でも何であれ、苦手なもん克服するのっていい事だぞ」
見習い「そう…ですか」
苦手なもの。男の人、魔法、お酒の匂い、人が沢山いる場所、大きい生き物…
見習い「私には無理です…」
死神「やる前から諦めんなよ」
見習い「師匠みたく、苦手なものが無くなればいいんですけれど…」
死神「あれは特殊、人間の限界を超えてるんだから。ああなれる奴まずいねーから」
見習い「死神さんは…苦手なものあるんですか?」
死神「あるわ、沢山あるわ!」
死神さんはそう言ってから、軽く頷いた。
死神「じゃ、今からそれを克服してみせる」
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