4: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/04/13(月) 18:23:35.41 ID:kueoVPxH0
魔女「ふわぁ…おはよう」
見習い「おはようの時間じゃありませんよ師匠。はい、目覚ましのコーヒーです」
魔女「ありがとう。お前はよく気がつく、いい奥さんになれるぞ」
見習い「そ、そんなことありませんよ」アワワ
魔女「よく買い出しで街に行っているだろう。誰かいい男はいないのか?」
見習い「…いえ」
この綺麗な師匠の側にいるのが恥ずかしい位、私なんて地味で冴えない女の子だし…。
見習い「男の人、苦手で…」
魔女「そうか」
見習い「師匠は恋愛をしたことがあるんですか?」
魔女「…」
愚問だったかもしれない。どんな男から見ても高嶺の花である師匠。それに私の知る限り師匠には、恋にうつつを抜かすような乙女心は存在していない。
魔女「忘れたな」
見習い「忘れた…んですか」
魔女「駄目だな、もうろくした。年齢が年齢だからな」
恋愛の思い出を忘れることなんてあるんだろうか。
だけど師匠は見た目こそ若いけれど、魔法の効力で既に500年以上生きているのだ。
見習い(女性に年齢の話は厳禁だけどね…)
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