4:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/13(月) 19:52:51.40 ID:T13NHdLK0
シャロ「千夜」
千夜「どうしたの?シャロちゃん」
シャロ「ちょっと…話があるんだけど…私の家に来てもらっていい?」
5:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/13(月) 19:53:55.60 ID:T13NHdLK0
いつも来ているシャロちゃんの家、シャロちゃんの部屋で私たちは向かい合って座る。
いつものような楽しい雰囲気じゃなくて…ちょっと空気が重い。
千夜「それで…話って何?」
6:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/13(月) 19:54:49.07 ID:T13NHdLK0
千夜「シャロちゃん、落ち着いて。ゆっくりでいいから…ね?」
シャロ「うん…」モジモジ
今日に限ってどうしたのだろう?
7:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/13(月) 19:55:55.68 ID:T13NHdLK0
千夜「…コーヒーでも飲む?」
シャロちゃんはコーヒーを飲むと何故かカフェイン酔いをするという大人が飲むお酒のようにアルコール酔いに似た状態になる。
シャロちゃんの場合は普段とは全然違う明るくて素直な感じになって色んな人に絡むのだけど…それで本音を引き出そう。
8:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/13(月) 19:56:49.46 ID:T13NHdLK0
シャロ「自分の口で言うから…ちゃんと言うから…だから…聞いて?千夜…」
千夜「う…うん」
シャロ「あのね…私…千夜のことが…好き…なの…///」
9:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/13(月) 19:57:34.63 ID:T13NHdLK0
それはきっと恋人としての…『好き』
シャロちゃんのことなら、分かっているつもり。
シャロちゃんのことだから…相当思い悩んで告白したのだなって分かる。
10:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/13(月) 20:00:13.14 ID:T13NHdLK0
でもごめんね…シャロちゃん。
その次の言葉は…聞けない。
千夜「うん、知ってるわ。だって…幼馴染みなんだもの。」
11:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/13(月) 20:01:02.22 ID:T13NHdLK0
シャロ「う、うん…そうよね…はは、改めて言うことじゃないわよね…」
ごめんね…シャロちゃん。
私のために辛い思いをさせて。
12:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/13(月) 20:01:57.91 ID:T13NHdLK0
一緒にいた中学校を卒業して、高校に入学する一週間くらい前に「記念にシャロちゃんと一緒に写真を撮りましょ」ってお母さんが言うから写真を撮ることになった。
シャロちゃんを呼んで二人で並んで…シャロちゃんは「高校にもなると何だか恥ずかしいわね…」って言ってたけど。
千夜母「じゃあ、撮るわよ?はい、チーズ!!」
13:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/13(月) 20:03:02.37 ID:T13NHdLK0
千夜母「うーん…千夜の表情が何だか固いわね…どうしたの?」
シャロ「あ、ホントだ。何かあった?」
そう言って顔を除きこむシャロちゃんの表情は何だか心配そう。
14:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/13(月) 20:04:16.82 ID:T13NHdLK0
友達が出来るかどうかよりも…シャロちゃんのことが心配だった。
シャロちゃんの家は高校に入学するほどの学費は残っていなくて、だから高校は特待生で入ると学費が免除出来る私とは別の高校を受験して、猛勉強して見事合格した。
私はもちろん嬉しかったけど、シャロちゃんの行く学校はエリートのお嬢様ばっかりで…シャロちゃん自身が潰れないかとても不安だった。
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