6:名無しNIPPER[saga]
2015/04/13(月) 22:06:00.45 ID:xHdYrpGi0
ノルウェー産サケ「だって…」
ノルウェー産サケ「…いいえ、なんでもないわ」
アスタキサンチン「？そうですか」
7:名無しNIPPER[saga]
2015/04/13(月) 22:06:43.05 ID:xHdYrpGi0
アスタキサンチン「あの時は驚きましたよ。サケさん、真っ白でしたもん」
ノルウェー産サケ「ふふふ、そうだったわね」
ノルウェー産サケ「幼いころは…病弱で、色白だったものね、私。死人みたいで…」
8:名無しNIPPER[saga]
2015/04/13(月) 22:07:51.35 ID:xHdYrpGi0
アスタキサンチン「…サケさんは、昔より元気になって、赤くなりましたけど…」
アスタキサンチン「笑顔は、今も昔も、変わらず素敵ですね」
ノルウェー産サケ「も、もう!何言ってるの!」ｶｧｧｧ
9:名無しNIPPER[saga]
2015/04/13(月) 22:08:34.70 ID:xHdYrpGi0
翌日
ﾁｭﾝﾁｭﾝﾁｭﾝ
アスタキサンチン「ふぁ〜…今日もよく寝たぜ」ﾑｸﾘ
10:名無しNIPPER[saga]
2015/04/13(月) 22:09:30.79 ID:xHdYrpGi0
ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀ
アスタキサンチン「はぁ…はぁ…!
11:名無しNIPPER[saga]
2015/04/13(月) 22:10:06.55 ID:xHdYrpGi0
気が付くと俺は、衝動のままに走り出していた
何のため?色素の俺に何ができる?
何もできないことは分かっていた。だが、俺は夢中で走っていた
12:名無しNIPPER[saga]
2015/04/13(月) 22:11:05.90 ID:xHdYrpGi0
コック「〜♪」ｼﾞｭﾜｧｧｧ
ノルウェー産サケ（…私、あの上に乗せられて、焼かれちゃうのね…）
ノルウェー産サケ（でも…これが、サケの宿命。いつかは食べられてしまう）
13:名無しNIPPER[saga]
2015/04/13(月) 22:12:12.13 ID:xHdYrpGi0
アスタキサンチン「ふぅ…間に合いましたよ」
ノルウェー産サケ「アスタキサンチン…さん…」
ノルウェー産サケ「ど、どうして?」
14:名無しNIPPER[saga]
2015/04/13(月) 22:12:48.85 ID:xHdYrpGi0
コック「さぁ、焼こうかな〜♪ふんふんふふ〜ん♪デュフフ」
ノルウェー産サケ「…後悔、しない?」
15:名無しNIPPER[saga]
2015/04/13(月) 22:13:24.03 ID:xHdYrpGi0
これを見ていた神様が二人を助け、星座にしてくれました
あなたの上に輝く星々、それはノルウェー産サケ座とアスタキサンチン座かもしれません
16:名無しNIPPER[saga]
2015/04/13(月) 22:15:32.86 ID:xHdYrpGi0
以上です。見てくださった方、ありがとうございました
いやあ、王道恋愛っていいですよね
色素と魚でしたけど
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