過去ログ - 後輩(25歳)「もしかして、先輩……ですか?」
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29:名無しNIPPER[saga]
2015/04/14(火) 22:49:31.03 ID:2qn95cz00
お昼

ガチャン

後輩「せんぱーい。帰りましたよー」

後輩「色々先輩に似合いそうな服。買ってきましたよ」

後輩「あ、ベッドはその内届くそうですよ。ふっかふかのにしておきましたからねー」

後輩「はい服です。私の趣味ですから、もし気に食わなかったら捨てちゃっても良いですからね。また買ってきますから」

後輩「え?下着?……ち、違います!店員さんにお願いして選んでもらったんです!」

後輩「そ、そうですよ……全く……だから下着は私の趣味じゃないですからね!」

後輩「いっぱい買ってありますから、好きなの着てくださいね」

後輩「え?重い?何言ってるんですか?家の前まで運んでもらったに決まってるじゃないですか」

後輩「え?どこで買ったって行きつけのお店ですけど」

後輩「何かよく分かんない先輩ですね。まあ良いですけど」

後輩「さて、私はご飯作りますね」

後輩「お昼はラーメンにしましょう」

後輩「あ、お腹なりましたね」

後輩「ごめんなさい待たせちゃって」

後輩「すぐに作りますからちょーっとだけ待っててくださいね」

後輩「ふんふんふっふふ〜ん♪」

後輩「よーし出来ましたよー」

後輩「いやーラーメンは楽で良いですね」

後輩「はい先輩」コト

後輩「どうですか?美味しいですか?」

後輩「美味しい?本当ですか?先輩何でも美味しいって言いますからね。信用ならないですよ」

後輩「ん……まずまずって感じですね」

プルルルルル

後輩「あ、私です。すいません」ピッ

後輩「はい、はい私ですよ」

後輩「え?何でそんなことに?」

後輩「はい……はい……分かりました」

後輩「ではすぐに会社……」チラッ

後輩「には……無理なので」

後輩「はぁ!?困るとか言われても知りませんよ!」

後輩「私は今非常に重要な仕事の真っ最中なんです!」

後輩「ええ!この会社の命運が掛かっていると言っても過言ではありませんね!」

後輩「というわけで、自分たちでどうにかするように」

後輩「はい……はい……ぜーんぶ任せます」

後輩「分かったらもう電話してこないでくださいね」

後輩「電話してきたら、明日から貴方の席はありませんから」

後輩「というわけで」ピッ

後輩「ごめんなさい先輩。仕事の電話でした」

後輩「全く、本当に使えない部下なんですよ」


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