過去ログ - 瑞鶴「暁とホラーを見たら夜一人でトイレに行けなくなった」
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6:名無しNIPPER[saga]
2015/04/14(火) 13:48:42.44 ID:9lBD38Tg0
1階・居住区廊下


ここは居住区で部屋の住人の名札が掛かった扉がずらりと並んでいる。

その中に名札の掛かっていない部屋が1つだけあり、開かずの間と呼ばれている。

この部屋には、”端から3番目のはずなのに夜中に数えると4番目になっていた”とか、”中に得体のしれない化け物がいる”

といった噂があって、鎮守府の怪談スポットになっている。

ここにも最小限の明かりしか点いていない。


瑞鶴「う、ここを通らなくちゃいけないんだっけ…」


噂の内容を体験した艦娘の数はかなり多いらしい。


瑞鶴「噂なんて嘘に決まってるじゃない。数え間違いよ。1、2、3、4、ほら、ちゃんと4番目に…」

瑞鶴「えっ」


その瞬間、周りの電気が消えた。

開かずの間の中から何かが動くような音がし、扉の方に近づいてくる。


瑞鶴「ひっ」


怖いのだが扉から視線をそらすことができない。

そして、音は扉のそばまで近づき、ゆっくりと扉が開き、中から何かがゆっくりと――


瑞鶴「きゃああああ!」


そこまでが限界だった。瑞鶴は悲鳴を上げながら一目散に逃げ出した。

明かりの点いている場所まで来て、偶然そこにいた駆逐艦にしがみつく。


文月「瑞鶴さん、ど〜したの?」

瑞鶴「お、おば、おばおばおば、おばけ〜」

文月「怖くない、怖くない。よしよし、いい子、いい子」

瑞鶴「ふぇ〜ん」


そこに物陰から出て来た卯月が不満げな顔をして近づいてきた。


文月「あれ、卯月ちゃん。ど〜したの?」

卯月「むー。うーちゃん渾身の仕掛けが不発で不完全燃焼だぴょん」


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