87: ◆GoPzFNH1CI[saga]
2015/04/19(日) 01:49:25.71 ID:JNlLA77p0
明石「読み上げます。
『榛名の額に乗せた濡れタオルを替えたりしているうちに、私もベッドに突っ伏して眠ってしまったようだ』
『ふと気がつくと、どういうわけか、真っ昼間の港に立っていた。
見慣れた地形は、一見呉の軍港を連想させたが、明らかに別のどこかだった。
どこがどう違うとか、細部は全く覚えていないが、とにかく雰囲気や空気感が違った』
『当てもないまま歩いて行くと、眼下の桟橋に誰かが佇んでいるのが見えた。
それが榛名だった。
慌てて駆け寄ると、ボロボロの艤装を付けたまま海に出ようとしている。
思わず腕を引っ張って、桟橋に引き上げた。
私の姿を見て、誰? と言われたことには、流石に堪えた』
『どこへ向かおうとしているのか問いただすと、すぐそこだから大丈夫だ、と笑った』
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