16:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/27(月) 13:34:31.46 ID:3QR3IbcT0
346P「話は別だ…。大事にならないうちに回収すべきです…ちひろさん?」
目の前に佇む彼女は、口端を吊り上げ、静かに嗤っていた。
ちひろ「ふふっ…プロデューサーさんて、意味もなく優しいですよね。
前から分かっていたこと、ですけれど」
346P「…」
ちひろ「あーあ、失敗しちゃいました。エナドリのことは、プロデューサーさんだけには隠し通そうって決めてたのに。
どうやって知ったんです?書類は全部処分しましたけど」
346P「三日前、765プロのPと会ったんですよ」
ちひろ「?」
346P「そのとき、彼の様子が明らかにおかしかったんです。うちのアイドルとチャンバラしたり、鬼ごっこをしたりとね。
まあ、なんだかんだ楽しそうにやっていました。清良さんのことは妙に恐れていたようですが」
346Pはじっと目を細めた。そうやって懐かしい過去を瞼の裏で見ているようだった。
346P「彼と一緒に来たアイドルに聞いてみたんですよ、『彼はいつもこういうキャラクターなのかい?』ってね。
すると彼女はえらく真剣な表情で言うんです『プロデューサーさんはいつも真面目でちゃんと仕事をしているの、今日は特別おかしいの』
それから事情を聴いて、エナドリのことを知ったというわけです。
試しに調べてみると、ネット販売のみ、記載されている会社の住所には空っぽのオフィスがあるだけ。いや、苦労しました」
ちひろ「…。」
346P「もういいでしょう、探偵もなにも使っていませんから大丈夫です。すべてを白紙に戻しましょう、症状が出た方には和談を提示します。
いいですね、ちひろさん」
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