過去ログ - めだかと善吉の千夜一夜物語
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25:名無しNIPPER[saga]
2015/04/15(水) 01:44:18.37 ID:oFYPZjWj0
「宗像くんは独断専行で球磨川くんを殺してしまうし、
鶴喰くんは独断専行でめだかちゃんを襲いにいってしまう。困ったものだよ」

安心院さんは全く困ったようには聞こえない口調で答えた。

宗像形先輩も当時の俺に協力してくれていた友達のひとりだ。
俺とめだかちゃんの戦いを阻止するための
第3勢力を結成しようとしていた球磨川禊を「殺し」てしまった。
そのときに、球磨川は自身の死を「なかったこと」にするため、
『大嘘憑き(オールフィクション)』を復活させたのだ。

「あのときのことは悪かったと思っている。安心院さん、人吉くん、他のみんなも本当に申し訳ない」

宗像先輩が素直に頭を下げる。

「いいんだよ。責めているわけじゃない。僕たちは仲間なんだ。
それぞれ人吉くんのために最善だと思った行動を採ってくれればいい。
実際、球磨川くんが力を取り戻したおかげで僕の封印も弱まった。
ある程度の力を持った相手のほうが動きのコントロールも容易になる。怪我の功名って奴さ」

「仲間……ねぇ。駒の間違いじゃないんですか。安心院さん」

「どうしたんだい? やけに攻撃的だねぇ、不知火ちゃん」

「いえいえ、別に責めているわけじゃありませんよ。
安心院さんが人吉のために最善と思った行動を採ってくれれば、
あたしとしては何の文句もありませんよ」

にやりと笑って言うのは、不知火半袖。めだかちゃんも知っての通り、俺の親友だ。



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