27:名無しNIPPER[saga]
2015/04/15(水) 01:51:48.92 ID:oFYPZjWj0
「しかし、そこまで心配なら『これで安心鶴喰鴎対策ぅぅっ』でもしておこうか」
「是非とも聞いておきたいな。鶴喰という名前にも興味がないわけでないしね」
安心院さんの提案に即座に真黒さんは応じる。
当時は何故か分からなかったが、真黒さんは当然、
黒神家分家の鶴喰家の存在については知っていたのだろう。
「いいだろう。じゃあ、鶴喰くんの持っているスキルについて分析してみようか。
彼が直接的な脅威になるとしたらまずは戦闘面だろうしね。
人吉くん、直接戦った君はどう思ったかい?」
「安心院さんは鶴喰鴎の持っているスキルを知っているんじゃないの?
なんで人吉くんを試すみたいなことをするのかな?」
江迎怒江が聞く。めだかちゃんも知っている通り、
−13組出身でちょっと思い込みは激しいところもあるが、俺の大事な友達だ。
「ああ、知っているよ。人吉くんに聞いたのは僕がゲーム好きだからで、
クイズを出すのと同じノリだったんだが、無理にもっともらしく言うのなら、
うん、未知の相手の能力を分析して打ち勝つのも主人公の要素だぜ、とでも言っておこうか」
「バトル展開にならないって言ったのは安心院さんじゃないですか」
江迎はさらに噛みついていく。
ありがたいが、万が一安心院を怒らせたらと思うとはらはらする。
「僕自身は性別だとかどうだとか言うつもりはさらさらにないけど、
『いざというときに好きな女ひとりを守れないような男は男ではない』
と人吉くんは思うんじゃないかな?
ラブコメ展開でも街中で誰かに絡まれることはあるんだぜ」
「ありがとう、江迎。だが、ここは俺に答えさせてくれ。
俺が想像する限り、鶴喰の能力は『予知』じゃないか?
俺が攻撃する前に奴に足を踏まれていたし、
俺が手加減ならぬ足加減をしようとしたことに奴は気づいてみたいだった」
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