29:名無しNIPPER
2015/04/16(木) 00:54:43.73 ID:IBCepVd+0
P「もはやお前の体は穢れてしまったな! 芳乃のおばあさんもさぞ哀しむことだろう!」
芳乃「……ひどいのでして。そなたはなにゆえわたくしの唇をー……」
P「芳乃の泣き顔を見てみたかったからさ。そう、それだけのために!」
芳乃「…………。いいでしょう、そんなに見たくばとくと見るとよいのでして」
P(見たことのないほど険しい表情の芳乃の瞳から涙が一滴ずつ零れ落ちていった)
芳乃「それがそなたの今際の記憶となりましょう。そなたのような悪鬼はわたくしが祓ってみせませ」
P「な、なんだこの光は……うわああああああああ!!」
ちひろ「――さん、プロデューサーさん! こんなところで何寝てるんですか!」
P「……あれ? おはようございます」
ちひろ「のんきなこと言ってないで起きてください! まったくもう、どうしちゃったんですか」
P「どうもしてないですよ。ただ妙に清々しい気分ですね、心が洗われたというか」
ちひろ「気持ちよさそうに寝てましたからねぇ。ほら、みんなに笑われちゃってますよ!」
P「みんな? ……ちひろさん、あと一人来てないじゃないですか」
ちひろ「まだ寝ぼけてるんですか……プロデューサーさん。誰が来てないっておっしゃるんです?」
P「それは……あれ、その……ん? おかしいな……もう一人、和服の似合う子がいたような気がするんですが……」
ちひろ「しっかりしてください。疲れてるならあとでドリンク差し入れますから、今日もお仕事頑張りましょう!」
P「……そうですね。本日もよろしくお願いします」
P(あれから時々、知らない女の子の涙を流している光景がうっすらと頭に浮かんでは消えるようになった)
P(煩悩や邪念といった負の感情が驚くほど湧かなくなったのは、もしかしたらその子のおかげなのかもしれない)
浄化end
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