過去ログ - 久世橋「九条カレンさん、私はあなたのことを……」
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242: ◆tsDVCsdZQc[saga]
2015/11/15(日) 19:34:27.91 ID:moCFIwAHo
烏丸「こんな感じでするんですよ」

ようやく開放されたが頭のてっぺんからつま先まで沸騰しているような感覚でまともに思考することができなかった。
この熱はアルコールのせいではないだろう。
鼻にはあの匂いがまだ残っているし、顔にもあの感触がまだ残っている。
身体も抱きしめられたときのまま硬直しっぱなしだ。

烏丸「久世橋先生?」

久世橋「……はっ。あっ、ご、ごめんなさい。なんですか」

烏丸「よだれ出てますよ」

久世橋「あっ、はい。……てわっ!?」

烏丸「ふふふ。なんだかこんな久世橋先生を見るのって新鮮ですね」

恥ずかしい。私は烏丸先生の前でなんてことを。
お酒を飲んでいたとはいえ、あんな破廉恥なマネとこんなみっともない姿を見せてしまうなんて。
幻滅されるのではないだろうか。
すでに私は私自身に幻滅しているけど……。

烏丸「今みたいな風に抱きしめれば生徒も喜んでくれますよ」

どうやら先生は気にしてないようだ。
酔っているからだろうか、なんだかいつも以上にゆるふわな雰囲気をまとっている。
逆に私は一連の流れですっかり酔いが醒めてしまった。
嫌な汗が出てくる。

というか「今みたいな」って、つまり胸に顔を当てろと……?
そんなの、シラフじゃ無理ですって。


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