過去ログ - 久世橋「九条カレンさん、私はあなたのことを……」
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250: ◆tsDVCsdZQc[saga]
2015/12/16(水) 22:26:42.27 ID:VqVO5rEno
・・・・・

家に戻った後、急いでシャワーを浴び身支度を済ませ、コンビニで適当に買ったパンを口に入れてなんとか通勤時間に間に合った。
頭がくらくらする。けど遅刻しなかっただけましだろう。
夜飲んでいたせいで遅刻なんてしたら生徒に示しがつかないどころか社会人として失格だ。

だるい身体に無理やり力を入れて、意識して背筋をまっすぐに歩く。
生徒に悟られないためだ。
毅然とした態度で私生活のみっともないところを隠している。
こんな教師、私の理想とするものではないのだが、やっぱり理想は理想。
現実は上手くいかない。情けない。

カレン「クゼハシ先生〜! オハヨウゴジャイマス!」

元気な声が背後から勢いよく迫ってくるのが分かる。

久世橋「お、おはようございます、九条さん」

もうすぐ校門にたどり着くというところで九条さんに出会った。
彼女の笑顔も太陽に負けず眩しい。
今の私には眩しすぎて直視できないが。

そういえば今日は一人なんだろうか。
いつも一緒にいるカータレットさん達の姿が見えない。

カレン「今日は先生に聞きたいことがあって一人で急いで学校に来たデス!」

私の疑問を見透かしたかのような答えに少し驚く。

久世橋「聞きたいことって……なんですか?」

カレン「クゼハシ先生、昨日アリスたちと一緒に遊んだって本当デスか!?」

久世橋「え……なんでそれを」

カレン「アリスから電話で聞いたデス!! ずるいデス! なんで私も誘ってくれなかったデスか!」



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