過去ログ - 【安価】京太郎「無人島漂流記?」尭深「残り2ヶ月ですね」その7【R-18
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658: ◆2juSd4li6c[saga]
2015/04/19(日) 01:06:45.97 ID:PiJZJqU/0


揺杏「私だけ<オカルト>を持っていないんだ」

京太郎「<オカルト>?」

揺杏「そう…私だけなんだ…私だけ」

揺杏「私だけ<役に立ててない>」

京太郎「ッ!」

京太郎「そんなことはないだろう!」


揺杏の言葉に京太郎はつい大声を上げてしまう。


京太郎「確かに揺杏にオカルトはないがそれ以外のところで役に立っているじゃないか!」

揺杏「…どこがだよ」

京太郎「誰よりも作業をこなしてるし!他の誰よりも多く働いてる!」

揺杏「作業…?理沙さんがいるじゃないか!多く働いてる?尭深には敵わない!」

京太郎「そんなの!」

揺杏「あはは…ただの嫉妬だってのわかってるんだ」

揺杏「あの時の言葉だって…さ」

揺杏「もし黄金の力でオカルトが弱まったら?」

揺杏「そうしたら私も役に立てるんじゃないか…と、ひぐぅ、思って…さ」


揺杏はついに泣き出した。

京太郎の胸に顔を押し付け泣き始める。


揺杏「あれは…私の希望だったんだ」

揺杏「容易く打ち壊されたけどさ!」

京太郎(あぁ…そうか、あれは落胆したから出た言葉だったのか)


京太郎は理解した。

あれの言葉は希望を少し持ちそれを容易く打ち壊された為に出た言葉だったのだ。


揺杏「私はっ!私はっ!!捨てられたくない!」

揺杏「もっと…もっと!京太郎達と居たいんだよ!」

京太郎「居ればいいじゃないか…」

揺杏「役に立てない」

京太郎「役に立つとか役に立たないとかで選んだりはしない」

揺杏「それでも私は…私は不安になるんだ…どうしても」



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