過去ログ - 【艦これ】 五月雨「パンダ提督とわたし」
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194: ◆8sA8xtnAbg[saga]
2015/04/28(火) 21:38:17.51 ID:0IId2jmVo

提督「行われている情報収集って、本当に些細なものです。艦娘の誰と誰が仲が良いとか、この艦娘はこの兵器を好むとか、どんな食べ物が好きか、なんてものまで集めていました。また実験として、A鎮守府のある艦娘が喜んだものを、B鎮守府でも与えてみて、反応の差を見てみる、みたいなこともしていました」

五月雨「えっと……そんな情報が役に立つんでしょうか……」

提督「情報局としては、そういった些細な情報でも、大量に集めることで……最終的に、提督じゃない人間の命令でも聞く『従順な兵器』にするのが目的だったようです。非道なことを言えば……たとえば、筑摩さんは、利根さんを人質に取られたら、おそらく言うことを聞きます。そういう事を考えてのことでしょう」

五月雨「ひ、ひどい!!!」

提督「はい、ひどい話です。ですが、こういう現実がまずある、ということを知って下さい」


うう……。守ろうとしている人々の中に、そんなひどいことを考えている人がいるなんて思うと……悲しくなります……。


提督「とはいえ、その時にみた大量の資料から得た知識。そして……今はこっそり、情報局のコンピュータに侵入して、情報を集めたりできています。ですから、情報局に所属していた経験は、決してマイナスにはなっていません。当時、そういう連中の片棒を担いでいたことは、本当に情けない話ですけどね」

五月雨「……それが……謝りたいことなんですか……? 」


情報局というのは確かに嫌な部門、嫌な話ですが、提督がそこに配属されて雑用をしていたのは、提督のせいではありません! わたしは、こんなことで怒ると思われたのかなぁ。


提督「いえ、今のは実は前置きです。これからが本題です……」

提督(すーーーはーーー)


提督が! 話す決意のために深呼吸! こんなの初めて見ますっ。ほんとに尋常じゃない感じで……またドキドキしてきました。





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