過去ログ - 零崎人識「魔法少女?」零崎双識「そうともさ」
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19:名無しNIPPER[saga]
2015/04/17(金) 17:44:24.73 ID:nkI8FV4FO
兄貴を一言で言い表すとすりゃ変態だ。
少女趣味で小さい女の子に目がない。
体が小さいからって俺に女装させようとしたことすらある救いがたいバカだ。 
人を殺さずにはいられない悪のクセに小さい女の子が大好物ときたもんだ。
なおさら悪い、最悪だ。
そんな軽蔑こそすれ、尊敬なんて露ほどもできないバカ兄貴に向かって

「馬鹿じゃねぇのお前!!」

と叫んだのはついさっき。
嫌なことを思い出しそうな赤髪の女、杏子と別れて街をブラブラしていた時だった。



「そう叫ぶなよ人識、可愛いだろう」

そう言って奴がお姫様抱っこで連れてきたのは桃色の髪の毛をした杏子よりもさらに一回り小さい体つきの女。

「何さらってんだてめぇ!」

「おいおい人聞きの悪いことをいうなよ、私はこの女の子を守ってあげたんだ」

信じれるわけがねぇ。
たとえ百歩譲って助けていたとしてもどうせ厄介事になるに決まってる。

「捨ててこい」

「酷い」

目の前のやつが厄介事を抱え込んでるのに、それはむざむざと見過ごすほど俺は馬鹿じゃない。
第一もう小さい女はうんざりだ。
誰にも見られていない今。
ここで。

「殺してやろうか」

ぞくりと。
背中に氷柱でもぶち込まれたかのような悪寒が走る。
辺り一帯を殺意が支配する。

その殺意は人識のものではなく。
むしろ殺そうとした人識に向けられた物だった。


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