過去ログ - 零崎人識「魔法少女?」零崎双識「そうともさ」
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37:名無しNIPPER[sage]
2015/04/21(火) 04:44:47.98 ID:VnqKeoLFO
生きている以上必ず誰かと共に生きる。
必ず誰かと引き合う。
それが因果を束ね、奇跡を起こす魔法少女でも。
他者を蹂躙し、同種を[ピーーー]零崎でも。
お互いひかれ合う。
引き合い、引かれ合い共に生きていく。
そして、引かれあった後、殺し合うものもいる。
だとしたら。
全く別の存在である二つは。

「人識、ここで別れようか」

「あ?なんでだよ?」

「…嫌な予感がするんでね」

引かれあった後、どうなるのだろうか。




「…マミさん…」

「…えぇ、この感じ…」

「…なんかやばそうだな」

「あたしら外に出ときます」

「えぇ、お願い」

愚かな二つの種は、理解することもなく踏み込むこともなく。
ただただお互いを否定する。
否定しあって、殺し合う。







「…かはは、何だ、お前?」

「…あなたこそ誰?ここに、何の用?」

魔法少女と零崎は、奇跡を願う者と殺戮を好むものは。
決して混じらない。

「こーんな分かり易い殺意振りまいちゃってさぁ」

「…あんた、何なのよ」

「やぁやぁやぁ、これはこれは」

「可愛いお嬢さんたちがお出迎えかい」

始まる音がする。
決して交錯しないはずの物語が。
複雑に絡み合い、そして動き出す。
音がする。

「かはは、傑作だぜ」

「実に残念だよ、お二人さん」

物語は動き出す。
始まりへ向かって、収束へ向かって。



『零崎を、始めよう』


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