過去ログ - 零崎人識「魔法少女?」零崎双識「そうともさ」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/04/16(木) 04:26:12.51 ID:eEIZbWyTO
「うええええええーーーー!?!?」
「…っ!?なんだ?」
後ろで聞こえてきた大きな悲鳴。
その声の主は。
周りの人間と比べて小さいと言われる俺と同じくらいの。
そのくらいの小ささの赤い髪の女だった。
「なんで売り切れてんだ!?」
「やぁ杏子ちゃん、ごめんねぇ、ちょうど売り切れちゃって」
「何だと!?何処のどいつだ!ここはあたししか知らない穴場の筈なのに!」
おいおい。
お前しか知らないならこのたいやき屋はとっくに売り切れてるっつーの。
だいたい今日は諦めてまた明日来ればいいじゃねぇか。
…。
なんかこっちに来るんだけど。
嘘だろ。
この町の治安はどうなってやがる。
何が平和な街だ、五分前の俺ファックユー。
「てめぇか!」
「…何がだよ」
かははっ。
威勢がいいってのは悪くない事だけどよ。
あんまり威勢がよすぎると、噛み付いた尻尾が化け猫だったってこともあるぜ。
「…あの…店はなぁ…!」
「…」
「あの店はここいらで一番の鯛焼きを出すんだよ!」
「味わって食べたか!」
…。
なるほどね。
ただの馬鹿だなこいつ。
行動原理がただのガキじゃねぇか。
「…うまかったぞ」
「…ならいいよ」
俺に突っかかってきたキョーコと呼ばれる赤髪の女。
この女こそ兄貴の会いたがっていた魔法少女とは。
俺はまだ知る由もなかった。
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