過去ログ - 岡崎泰葉「私は、アイドル」
1- 20
71: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 18:59:59.60 ID:dpPJnMuC0

 その瞬間。

 私は目を開く。
 目を開き、前を向いて、ファンを見て、歌い始める。
以下略



72: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 19:00:38.29 ID:dpPJnMuC0

 ――これが、これが……!

 私は、歌う。
 精一杯、声を、張り上げて。
以下略



73: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 19:02:27.23 ID:dpPJnMuC0


      18


以下略



74: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 19:03:18.75 ID:dpPJnMuC0

「……泰葉。お前の言う通り、芸能界は華やかなだけの世界じゃない。アイドルもそうだ」

 プロデューサーが言った。その言葉は私が思っているものとは、望んでいるものではなかった。プロデューサーも、やっぱり……。

以下略



75: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 19:03:53.19 ID:dpPJnMuC0

 プロデューサーは、訊ねる。

「泰葉。お前は、今、どんな気持ちだ?」

以下略



76: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 19:06:27.16 ID:dpPJnMuC0


      19


以下略



77: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 19:07:18.33 ID:dpPJnMuC0


      20


以下略



78: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 19:07:58.79 ID:dpPJnMuC0

 ――楽しい。

 身体を動かす。腕を振り、脚を動かす。表情を作り、演技をする。
 精一杯の演技と本音を、すべてを出す。
以下略



79: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 19:08:32.85 ID:dpPJnMuC0

 芸能界は華やかなだけの世界じゃない。
 でも、それ以上に楽しいから。

 プロデューサーの言葉を思い出す。
以下略



80: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 19:09:37.97 ID:dpPJnMuC0

 ――ああ、そろそろ、終わってしまう。

 曲が終盤に差し掛かる。
 まだ終わらないでほしい。
以下略



95Res/87.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice