過去ログ - 恭子「宮永を監禁してもうた……」
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14:名無しNIPPER[saga]
2015/04/16(木) 20:26:32.43 ID:hi99+Ut40
咲に凭れかかる形になった恭子の鼓動がばくばくと音を立てる。
自分の身体に咲が密着している。
乾ききった喉にごくりと生唾を飲み込んだ。
恭子(離したくない……)
揺らぐ瞳をぐっと瞑り、咲に触れている部分に熱が点る。
恭子(離されへん……コレを離したら、もう二度と触れられんかもしれへん……)
熱かった。インターハイの日から。
眠りすら妨げられ、食欲すら忘れ、それほどまでに想った相手が今傍にある。
焦がれ続けた咲の身体から手を離してしまう事など
到底出来るはずもなかった。
咲「末原さん、本当に大丈夫ですか?」
気遣うような咲の声音などもはや恭子には聞こえていなかった。
見開いた目は僅かに笑み、咲を見つめている。
その瞳の色が濁りきっていたことに、咲は気づくことが出来なかった。
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