過去ログ - 恭子「宮永を監禁してもうた……」
1- 20
14:名無しNIPPER[saga]
2015/04/16(木) 20:26:32.43 ID:hi99+Ut40
咲に凭れかかる形になった恭子の鼓動がばくばくと音を立てる。

自分の身体に咲が密着している。
乾ききった喉にごくりと生唾を飲み込んだ。

恭子(離したくない……)

揺らぐ瞳をぐっと瞑り、咲に触れている部分に熱が点る。

恭子(離されへん……コレを離したら、もう二度と触れられんかもしれへん……)

熱かった。インターハイの日から。
眠りすら妨げられ、食欲すら忘れ、それほどまでに想った相手が今傍にある。

焦がれ続けた咲の身体から手を離してしまう事など
到底出来るはずもなかった。

咲「末原さん、本当に大丈夫ですか?」

気遣うような咲の声音などもはや恭子には聞こえていなかった。
見開いた目は僅かに笑み、咲を見つめている。

その瞳の色が濁りきっていたことに、咲は気づくことが出来なかった。


――――――――――――
――――――――
――――




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
193Res/100.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice