過去ログ - 恭子「宮永を監禁してもうた……」
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146:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 21:54:45.09 ID:G0KFJGpo0
足先が冷える感覚が咲の覚醒しきらぬ頭に目覚めを促す。
膝を曲げ、スルスルとシーツを這うように足を布団の中に引き入れた。
肌蹴た掛け布団を軽く握り、自分で肩に掛け直す。

咲「……クーラー効きすぎ……寒……」

ぼそっと呟きながら瞳を開くと、そこに恭子の姿はない。
客用の布団は几帳面に畳まれている。

咲「末原さん……?」

いない相手を探すように室内を見回しながら起き上がる。
膝を立てて座り、欠伸をしながら寝癖のついた髪をとかすように指で梳いた。

咲「出かけたのかな……って、あれ……?」

自分の手をまじまじと見つめる。
手が縛られていない。
足も自由だった。

咲「どうなってるの……」

小さく呟きつつベッドから起きだし、部屋の扉を開けた。


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