過去ログ - 恭子「宮永を監禁してもうた……」
1- 20
174:名無しNIPPER[saga]
2015/06/21(日) 16:51:11.07 ID:5ACXQpKo0
何だか寂しかった

何だか悔しかった

帰りを待っていたのは私だけで

話したかったのも私だけで

あの人は私を好きだと言ったくせに

余裕がなくなっているのはいつも私・・・

こんな所・・・こんな所・・・



開けられた扉が小さな音を立てて軋んだ。
赤く寂しげな夕焼けが、頬の濡れた咲の姿を映し出す。

咲(せめて夜なら良かったかな……)

戸惑いがちに踏み出した足が、
寂しく長い影を引きずった。

咲(私がいなくなったら、あの人は少しは悲しんでくれるのかな……)

心の中で呟いた言葉。
沈む夕日は聞いていただろうか。

赤く輝き沈んでいく太陽は、
最後の光を切ない色で灯し夜を連れてやってくる

――――
――――――――
――――――――――――




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
193Res/100.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice