過去ログ - 恭子「宮永を監禁してもうた……」
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174:名無しNIPPER[saga]
2015/06/21(日) 16:51:11.07 ID:5ACXQpKo0
何だか寂しかった
何だか悔しかった
帰りを待っていたのは私だけで
話したかったのも私だけで
あの人は私を好きだと言ったくせに
余裕がなくなっているのはいつも私・・・
こんな所・・・こんな所・・・
開けられた扉が小さな音を立てて軋んだ。
赤く寂しげな夕焼けが、頬の濡れた咲の姿を映し出す。
咲(せめて夜なら良かったかな……)
戸惑いがちに踏み出した足が、
寂しく長い影を引きずった。
咲(私がいなくなったら、あの人は少しは悲しんでくれるのかな……)
心の中で呟いた言葉。
沈む夕日は聞いていただろうか。
赤く輝き沈んでいく太陽は、
最後の光を切ない色で灯し夜を連れてやってくる
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